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第4回 SONG CIRCUS紹介 2

前回の予告通り今回は、本人解説による全曲紹介です。
関係者も意外と聞いたことがないという、貴重な解説となっています。

1. 衛星のしらせ 
カーナビを使えばどんな目的地へも迷わず辿り着ける、そんな歌詞に打ち込みリズム&生ベースで、軽やかなイメージで作りました。ドライブのお供に聞いて欲しいです。

2. ひべるにあ
富岡多恵子さんの「ひべるにあ島紀行」を読んでそのイメージからできた歌詞と楽曲。
ひべるにあはラテン語で冬の国。古代ローマ人がアイルランドを示す時に使った言葉です。

3. メキシコシティ
メキシコの空気とそこを通り抜けて行くようなロードムービーをイメージ。
映像が浮かぶような音像。ゴンドウさんの吹奏楽で演奏できるような楽器アレンジを打ち込みで。

4. Fisherman’s song
突如消えてしまった架空の船乗りの歌。でも世界のどこかに一つだけ帰る港があるのです。

5. さよならまたせて
とある戦争のニュース映像を見ていてできた曲。
戦争に向かって戻らなかった若者と、さよならという気持ちを受け入れることができない家族。
現場の景色と、その若者をずっと待っている家族の曲。

6. sorrow,sorrow
自分があまり良い状況ではない時期、それは長く続かないと思いながらも虚しくなったりしていた時期にできたもの。個人的にとても思い入れのある楽曲。

7. スズメバチのテーマ
小さい頃からスズメバチが苦手で、そのスズメバチの羽音をギターのフレーズでイメージ。
スズメバチと向き合った一瞬の情景の曲。

8. ビタースイート
言葉のイメージ先行でできた楽曲。どこかノスタルジックな気分になれます。

9. 不純なマグマ
若い欲求の温度と冷めない熱が、季節の変わり目に悶々と、解放されたいと衝動の解放を待っている…。

10. today
1日の始まり、1日のほころび。つまらないことを考えて過ごしていたら終わってしまう今日。
豪華なストリングス、ホーンのアレンジがスケールを大きくしているアレンジの曲。
タイトルはビーチボーイズのtodayから拝借しました。

そして、シークレットトラックの「鋼の鳥」は、アメリカへ旅する際に飛行機に乗るのが怖くて、そのとき見えていた風景を歌詞にしたそうです。

鋼の鳥が飛行機のことだって、みなさんはお気づきでしたでしょうか?
そう知ってから歌詞を聴くと、ちょっと笑えるのは私だけでしょうか…?